9月5日。埼玉県上尾ショーサンプラザにてミニライブ。
果たしてどのくらいのお客様がいらして下さるのか、と、
ツイッターでも何度か呼びかけたりしていたのですが。
行ってみれば、開演前からすでに席が埋まりつつあり、
開演時には、吹き抜けのセンターコートにいっぱいのお客様が。
曲目は、「愛の讃歌」「届かなかったラブレター」「五月の空」「INORI~祈り~」
ミニライブは14時からと16時からの2回。
一回目を観て、そのまま残っているお客様もたくさんいらしたので、
1回目と全く同じでは申し訳ないというクミコの思いから、
急遽2回目のステージでは「五月の空」を「一本の鉛筆」に変更。
「INORI~祈り~」では会場の空気がクミコの歌声に集束し、
ショッピングセンターの周囲のざわめきも次第に鎮まり、
歌が終わると拍手と共にアンコールの声が。
こういうイベントでアンコールがかかるのは珍しい、と、
会場スタッフも驚いていました。
通常、アンコールではたいてい軽快な曲を唄うことが多いのですが、
イベントでのアンコールは想定していなかったので、演奏のカラオケがない。
なんだかシリアスな歌ばかりで申し訳ない、と言いつつ、「わたしは青空」を。
でも会場にはまだ「INORI~祈り~」の余韻が残っていたので、
同じく「命」を歌った「わたしは青空」にも聴き入っている方が多かったような。
CDを購入された方には、サイン会の特典が。
ひとりひとりと言葉を交わしながらの、なごやかなひとときでした。
最後にはなんと撮影会まで。クミコのイベントでは滅多にないことで、
ちょっと恥ずかしそうなクミコがなかなかキュートでありました(笑)
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8月を終えた今、ちょっとあらためて「INORI~祈り~」について、そしてこれからのこと。
「INORI~祈り~」の作詞作曲者である佐々木祐滋さんは、「原爆の子の像」のモデルである禎子さんの甥。12歳で亡くなった禎子さんの思いを「より多くの人へ届けるために、ぜひ唄ってほしい」と、この歌をクミコに託しました。広島に縁もなく、近しい人に被爆者もいない自分がこの歌を唄うことはできない、そう言って辞退したクミコに、「第三者が歌うからこそ、広く伝わるということもある」と。祐滋さんのその言葉に、それならばとクミコは唄うことを決めました。
「INORI~祈り~」は平和を祈る歌ではあるけれど、「ひとりの少女」の歌でもあります。生きたいと強く願う少女に「命の尊さ」を思い、辛くても笑顔を見せる少女の「人を思いやる気持ち」に心を打たれます。「平和」という言葉は大きすぎて漠然としているけれど、この少女の祈りは私たちにとっても身近なもの。生きとし生ける者にとって共通する、INORI。
そんなINORIを形にすることで禎子さんの思いを身近に感じてもらえれば。そう考えて「折り鶴」を広島へ届けるINORIプロジェクトが発足しました。賛同、協力してくださった皆さまのおかげで、そのミッションは無事に遂行することができました。が、祐滋さんがクミコに託した「この歌をより多くの人へ届ける」というミッションはこれからも続きます。
クミコは9月から全国各地でコンサートを開き、そこで「INORI~祈り~」を唄います。INORIプロジェクトは、今まで通りINORIツイートを呼びかけると共に、この歌をたくさんの方に知ってもらえるよう、日々ツイートしています。より身近な「命の歌」として皆さんの心に届くことを祈りながら、こつこつと。8月は終わりましたが、これからもどうぞよろしくお願いします。
公演情報はこちらにて⇒クミコ公式サイト http://www.puerta-ds.com/kumiko/