8月5日。いよいよ広島へ。
ホテルにチェックインすると、先に折り鶴が到着していました。7月末に折り鶴を梱包し
発送した後に、いくつかの千羽鶴が事務局に届いたので、急遽ホテル宛てに送ったとのこと。
こんなこともあろうかと予備の短冊を持ってきてよかった。教会に行くまでのわずかな時間で、
短冊に文字を書き穴を開け糸を通し結びつけて、なんとか無事完了。
禎子さんが通っていた流川幼稚園にある「流川教会」
ホテルから折り鶴を持って駆けつけると、ここにも折り鶴が。
千羽鶴を持ってきて下さった皆さま、ありがとうございました。
そしてその上にかかっているのは、被爆した十字架。
こうして残った事が奇跡と思えるほど、黒く焼け焦げて。
この前に立ったら祈らずにはいられない、そんな十字架でした。
今日のこのライブに間に合うようにLAから駆けつけて下さった笹森恵子さんを、
祐滋さん、祐滋さんのお父様の雅弘さん(禎子さんのお兄さん)、そして
クミコの3人でお出迎え。周りでカメラを構えている報道陣も、思わず笑顔に。
さて、いよいよ開演です。
禎子さんのお兄さんである雅弘さんもこの流川幼稚園に通われていたそうで、
禎子さんとの思い出、そして闘病中の禎子さんのことを語られました。
禎子さんの物語は哀しいお話しではあるけれど、雅弘さんはとても自然体で語られるので、
だからこそ心にすっと入ってきて、忘れられないものとなりました。
そして、祐滋さんのライブ。
叔母である禎子さんのこと、そして平和への思いと共に歌を。
「INORI」「大切な夏」、そしてCD収録曲「優しい人」。
これが、初のジョイントライブ。
祐滋さんとクミコの「INORI~祈り~」
ふたりの声を、禎子さんが笑顔で聴いているような気がしました。
そして最後は、折り鶴の前で唄うクミコ。
「INORI~祈り~」「一本の鉛筆」「わたしは青空」「愛しかないとき」
「My Way」「What A Wonderful World」 「INORI~祈り~」(ピアノバージョン)
「My Way」「What A Wonderful World」 「INORI~祈り~」(ピアノバージョン)
教会ならではの、優しく包みこむような音の響きのせいか、
「INORI~祈り~」がよりいっそう深い祈りの歌となり、心が震えました。
歌い終えたクミコは、まっすぐに笹森さんのところへ。
歌を聴きながら涙をぬぐっていた笹森さんと固く抱き合って、そして笑顔。
なんだか親子のようにも見える、ふたり。
優しくて、あたたかくて、厳かな、教会ライブ。
日頃からツイッターでINORIプロジェクトに賛同・協力して下さっている方々も
いらっしゃっていたと後から知りました。開演前も開演後もバタバタとしてしまい、
ご挨拶できなかったことが残念です。本当に申し訳ありません。
いらして下さった皆さま、ありがとうございました。心から感謝を。
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