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2010年10月21日木曜日

クミコ・ミニライブ@錦糸町


10月21錦糸町「セキネ楽器」にてクミコ店頭ライブ。
錦糸町の駅前にあるセキネ楽器さんも、小岩の音曲堂と同じように
「レコード屋さん」という佇まい。ただこちらは間口一間ほどの小さなお店
なので、ライブは店内ではなく店頭。いや店頭というより隣のビルのショー
ウィンドーの前に置かれた「台」がステージ。屋根も庇もありません。が、
錦糸町に着いたときには、まだパラパラと降っていた雨も、ライブ開始時
間には奇跡のようにやんで、無事、開演。                  


開演の前から待っていて下さったお客様に加えて、道行く人が足をとめて
聴き入って下さいました。一曲歌うごとに増えていく観衆。店頭ライブという
よりも「街頭ライブ」。まさに「街角に流れる歌」でした。            


クミコの視線の先には、お母さんと手を繋いだ4,5歳の女の子。その隣り
で開演前から待っていて下さったのは70過ぎと思われる‘おばあちゃん’
最初から最後まで最前列でじっと聴いていて下さいました。         


思いがけぬことに、「INORI~祈り~」という歌は街によく似合う歌でした。
じっと聴き入ることのできるコンサートホールのような所の方が、禎子さんの
思いが深く伝わるのでは、と思っていたのですが、ざわざわとした街の気配
をバックに聴くと、この歌がより近しいこととして実感できるような気がしまし
た。禎子さんの祈りは、今ここに居合わせている人たちみんなにとっての「祈
り」でもあるのだと、そう思えて胸がつまりました。「INORI~祈り~」を歌い終
えた時の拍手は一際大きく長く、駅前ロータリーの上にあいた空に向かって
渦を巻きながらのぼっていくようでした。もしかしたら禎子さんも空から拍手を
送ってくれていたかも。                                


サイン会はお店の奥で。順番を待つお客様とサインをしてもらって
帰るお客様がすれ違うのがやっと、という小さなお店。ライブの途中
にふと足を止めて聴き入っていたスーツ姿の30代と思しき男性は、そ
の列を見て躊躇されていたようですが、やがて意を決したようにCDを
買い、列の最後に並んで下さいました。                  

そういえば以前朝日新聞に『戦争 知らぬ世代も歌う』(8/8)という記事
が掲載されたことがあります。『歌手のクミコは、平和への願いを込めた曲
「INORI」を、各地で歌い継いでいる』と。http://bit.ly/bzhNoh  

「INORI~祈り~」は、原爆の子の像のモデル佐々木禎子さんの甥・祐滋さんが
創り、「より多くの人に聴いて貰いたい」とクミコに託した歌。ひとりでも多くの方
に聴いて頂く為、18日の川崎を皮切りに、クミコは各地のショッピングセンターや
「レコード屋さん」で無料のミニライブを開催しています。もちろん全国各地でホー
ルコンサートも行なっています。新聞の記事にあったように今日も明日もクミコは
「INORI~祈り~」を唄い継いでいます。お近くの方はぜひ、この機会に「生」で
聴いてみてください。心よりお待ちしております。http://bit.ly/bOsEKa      



2 件のコメント:

  1. 街中の「INORI~祈り~」聴いてみたいな
    クミコえらいな やっぱり 唄う語り部だな

    どんどん ファンが増えるといいな

    店頭歌唱の臨場感 よーく 伝わる ブログでした(謝)

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  2. izukasago8261さん
    読んで下さってありがとうございます。
    街中の「INORI~祈り~」すごくよかったです。
    できればもう一度聴いてみたい。
    ただクミコは雨女なのでそれが心配ですが(笑)
    もし機会があれば、ぜひ♪

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