ページ

2010年7月27日火曜日

「折り鶴束ね隊」そして「梱包隊」(その3)


さて、最後の難関。
「束ね隊」をしつつの「梱包隊」作業。
まずは「束ね隊」。残りの折り鶴を千羽ごとに束ねていきます。

平和記念公園の折り鶴ブースに吊るすには、糸の長さは1m50cm以内。
でも折り鶴の大きさは大小様々で、一本の糸に50羽繋がっているものもあれば、
20羽のものも、27羽とか32羽というものも。
ばらつきのあるそれらを「あわせて千羽」にする、というのが、まず大変。

各自頭の中で数をかぞえながら合わせていくのだけれど、
途中で誰かが話しかけて、何羽だったか忘れてしまい、又初めから数えなおしたり。


小さな折り鶴は「これで本当に千羽あるのかな」と思うほどコンパクトにまとまるのだけれど、
普通の折り紙で折った折り鶴は、片手で提げるのが大変なほどのボリュームに。
体も頭もすべて使う作業なので、あちらこちらで悲鳴があがったり、唸り声がしたり。
一番若いスタッフは、もう折り鶴を肩から担いじゃってます(笑)



カメラを構えているのは、大阪ドラマシティのコンサートにも取材に来て下さった某局の記者さん。
撮られているにもかかわらず(忘れてる?)、悲鳴をあげつつ折り鶴と格闘するクミコ(笑)
それでも確実に机の上の折り鶴は減ってきています。
あともう少し。


箱いっぱいに詰め終えて、そっとくるんで、蓋をして。


完了。
ハンガーボックス3箱。まるで引越しのよう。
千羽ごとにつける短冊は、少し多めにと大小あわせて52枚用意してあったのですが、
最後の千羽鶴につけた短冊が、奇跡的にも最後の一枚。
つまり。千羽×52で、折り鶴の総数は、52000羽

全国各地から事務局へ送って下さったもの、クミコのライブやコンサートで折って頂いたもの、
ツイッターでの祈りツイートで飛び立った鶴を、クミコやスタッフが紙で折って折り鶴にしたもの、
それらすべてが繋がって、こんなにもたくさんのINORIの千羽鶴となりました。
本当にありがとうございました。クミコを初めとしてスタッフ一同、心から感謝しております。

でも、これで終わったわけではありません。
広島へ、禎子さんの元へ届けなければ。
ミッションはまだこれからです。


----------------------------------------------
*祈りツイートによる折り鶴も、この52000羽の中に入っています(6日までの数を想定して現時点のカウント数より少し多めに折りました)。梱包完了後に事務局に届いた折り鶴も、出来る限り8月6日に持ってまいりますが、もし6日に間に合わないとしても、責任を持って後日必ず広島へ届けます!

「折り鶴束ね隊」そして「梱包隊」(その2)



まずは、既に千羽に束ねてあるものから箱に詰めていくことに。
段ボール箱は引越し業者が洋服を運ぶときの「ハンガーボックス」
折り鶴を横に伸ばしたまま大量に入れられる箱はないか、と、
あれこれ考え、あれこれ調べて、ネットで発見。
本来は縦に使う箱を横に置き、鋲を外して「蓋付きの箱」として使うことに。




「千羽鶴」同士が絡まないように、あいだにエアキャップ(ぷちぷち)を挟みます。
難しいのは詰め加減で、あまりにぎゅうぎゅう詰めだと鶴がつぶれてしまうし、
隙間が空いていると、運ぶあいだに偏って、鶴同士が絡まってしまう。
どうにかうまく隙間を埋めようと苦労しているクミコ。




ようやく、ひと箱。
ひと箱目は、「千羽鶴」として送って下さったものや、
ひとりの方が何羽も折って糸で繋いで送ってくださったものが多いので、
形も揃っているし、色も考えられていて、とてもきれい。
なので比較的、詰めやすかったのですが。問題はこれから。



数羽単位で送ってくださったものや、コンサートなどで沢山の人に折って頂いたものは、
折り方も形も大きさもバラエティーに富んでいて、
「糸繋ぎ隊」がせっせと糸に繋いでみると、
世界各国の子どもから大人までが手をつないでいるようで、
大小でこぼこで、なかなか揃わなかったり。
それはそれで微笑ましい光景ではあるのですが。
そうやって繋いだものを「合わせて千羽」にまとめるのは、なかなかに大変。
ということで、ここからが最後の難関。「束ね」ながら「梱包」という作業に。


「折り鶴束ね隊」そして「梱包隊」(その1)


事務局にある折り鶴。机がすっかり埋もれています。



滝のような折り鶴。
この日までに千羽ごとに束ねたものは三分の二ほど。残りは糸に繋いだだけの状態。
今日はこれを全て束ねて、梱包する予定。
予定ではあるのですが……。さて、本当に今日中に出来るのかどうか。


この日は取材がいくつか入っていたので、作業はそれを終えてから。
カメラマンの背中越しに、取材撮影中のクミコをこっそり撮影。



その間に短冊の準備。
手作り短冊。色画用紙を切って印刷し、凧糸を結んで。
千羽ごとに、この短冊をつけていきます。
小さな折り鶴用の小さい短冊の文字は、クミコの手書き。



こんな風に。
裏には、折り鶴を送って下さった方のお名前を書きました。
ツイッターでINORIツイートして下さった方々のIDネームもすべて打ち出します。


取材終了。
「束ね隊」「梱包隊」の作業はこれからです!



2010年7月23日金曜日

折り鶴に関するお願い






現在、事務局にはたくさんの折り鶴が集まっています。
全国各地から送ってくださったもの、クミコのライブやコンサートで折って下さったもの、
INORIサイトでの皆さんのツイートにより飛び立った折り鶴を、
クミコとプロジェクトスタッフが紙で折って、折り鶴にしたもの。
7月21日に数えたところ、すべて合わせて3万羽を超えていました。
本当にありがとうございます。心から感謝を。

予想以上の数となり、大変嬉しく有り難いのですが、
この糸繋ぎの作業にかなりの時間を要しました。
(クミコ、スタッフ、有志の方々、総動員で、ひたすらに…)
そしてようやく今、千羽ごとの束ね作業に入っています。

そこで、お願いしたいことがあります。
もしこれから送ろうと思われている方がいらしたら、
糸で繋いだものを送って頂きたいのです。
(繋ぎ方はコチラにまとめてあります⇒http://ow.ly/2fsvO

そして、梱包配送などの関係もありますので、
(8月6日には日本全国、いえ海外からも折り鶴が送られてくるそうで、
配送、置き場所など、なかなか大変なことになりそうです。
6日に禎子さんの元に届けるには、早めに発送しなければなりません)
遅くとも7月27日までに到着するように送って頂けますでしょうか。

クミコも「一羽残らず広島へ届ける!」と気合を入れておりますので、
わたし達もとことん頑張りますが、皆さまにもご協力頂けると幸いです。
どうぞよろしくお願いします。

【折り鶴送付先住所】
〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南3-7-3 ミュール代官山4F
プエルタ デル ソル(株) 
「INORIプロジェクト」係


なお、INORIサイトでのツイートによる折り鶴はまだ受付けております。
(通常のツイートにハッシュタグ #ORIZURU をつけるだけでもOKです。
その場合は、タグの前後に必ず半角スペースを入れてください)
平和への祈りをツイートして下さった方のIDネームを千羽鶴につけて広島へ届けます!
皆さまの身近な平和への思いを、ヒトコトでも結構ですので、ツイートしてみてください。
どうぞよろしくお願いします。
INORI公式サイト http://bit.ly/bAiqve

2010年7月21日水曜日

「折り鶴糸繋ぎ隊」7月21日(2)


一本繋いでは机の上にのせ、という作業をそれぞれが繰り返し、
昨日一日で机の上は小山のように。
千羽ごとに束ねたものと、まだ束ねていないもの。
ざっと数えてみたら3万を超えそうな勢い。
すごい。こんなにあるとは。クミコもスタッフも予想以上の数にびっくり。




この日は何件かの取材が入っていたので、
その間、作業はひと休み。
せっかくだから撮影風景を逆撮影。




せっかくだから、折り鶴の峰を前にして、
こちらも一枚パチリ。




そして又作業再開。
でもどうやら糸繋ぎ隊は今回で完了しそう。
次回はいよいよ「束ね隊」そして「梱包隊」へ。


「折り鶴繋ぎ隊」7月21日(1)



ライブやコンサート等で大勢の人に折って頂いたものは、折り紙の大きさは同じなのに、
それぞれ折り方や折り加減が違うせいか、繋いでもなかなかきれいに揃わない。
それに比べて、糸に繋いで事務局に送ってくださったものは、
ひとりの方が(あるいは少人数で)こつこつ折り続けたものだからでしょうか、
色も形もきれいに揃っているものが多いような。

が、ツイッターでもよく「折り鶴のサイズなどに決まりはありますか」という質問を頂いて、

その度に大きさも折る紙も特に決まりはありません、と答えていたせいなのか、
きれいに揃った折り鶴も、その形態は実にバラエティに富んでいるのでした。




どこかで見たような、と思ったら、そう、チェルシーの包み紙。
他にもミルクキャラメルの包み紙などもあって、きらきら光ってとてもきれい。
そういえば禎子さんも、薬や飴の包み紙で鶴を折っていたそうです。
紙も貴重な時代、ただでさえ治療にお金がかかることを気にやんでいたという禎子さんは、
わざわざ折り紙を買って折るのではなく、身の回りにある紙で折り鶴を折り続けていたのです。




こちらも又見覚えのある紙、と思ったら、クミコの「INORI~祈り~」のフライヤー。
なるほど、これぞINORIの折り鶴ですね。




こちらは雑誌を切り取っての折り鶴のようです。
よくよく見ると「カタログの…」という文字。
通販カタログでしょうか。可愛らしい洋服の写真が見え隠れしています。


これはまた見事に揃った折り鶴。
まるで幾何学模様のよう。
1羽ずつ丁寧にきっちりと折られている様子が目に浮かびます。




「繋ぎ隊」もいよいよ佳境に入ってきて、そろそろ「束ね隊」へと移行しつつあります。
一本の糸に繋いだ折り鶴を、たこ糸でまとめカーテンリングに通し、千羽に。
さて、あと一踏ん張り、がんばろう。


2010年7月20日火曜日

「折り鶴繋ぎ隊」7月20日


さて、今日も「繋ぎ隊」
机の上の折り鶴がだんだん小山のように。
事務局に届く折り鶴も、多種多彩に。


中でも、この日みんなが歓声をあげたのが、この千羽鶴。



わずか1cmほどの折り鶴。


しかも1羽ごとに小さなビーズが!
「もうこれは芸術」と、クミコもうっとり見惚れておりました。


ひとしきり皆で歓声をあげたあと、さっそく糸繋ぎ。
繋いでいない折り鶴はまだまだあるけれど、
それでもようやくゴールが見えてきたような。


事務局に集して繋ぐだけでは到底間に合わないので、
各自、家に持ち帰ってこつこつ繋ぎつづけてきたせいか、
だいぶ手際もよくなって、初めの頃よりはペースもぐんとあがっています。

この日皆の意見が一致したのは、やはり家でひとりで繋ぐのは辛い、という事。
ひとりで口も聞かずに黙々と繋いでいると、やってもやっても終わらないような気がしてきて、
なんだか気が滅入ってくるけれど、皆でああだこうだと言いながら手を動かしていれば
自然に笑顔にもなるし、残りの折り鶴が目に見えて減ってくる。成果が見える。
やはり仲間がいるのは有り難いことだ、と、あらためて思ったりしたのでした。

それともうひとつ、繋ぎ続けていると何故か鼻がぐすぐすしてくる、という点でも意見が一致。
糸と紙がこすれて、目に見えないほどの埃になるのかも。もしかして折り鶴アレルギー?
クミコもツイッターにこんなことを書いていました(笑


2010年7月1日木曜日

折り鶴の繋ぎ方(追記あり)



送ってくださる「折り鶴」は何羽からでも結構ですが、
できれば【糸で繋いでおいて】頂けると、とてもとても助かります。
とはいえ、どうやって繋げばいいの? という方もいらっしゃるのでは(私たちもそう
でした)。WEBを見てみると、分かりやすいサイトがいくつかありましたので、ぜひ参考
になさってみてください。

・まとめ方について
 http://fromshizuoka.finito.fc2.com/howto_2/matome.htm#long_short
・千羽鶴にまとめる方法 
http://shizuokaoriduru.tiyogami.com/neo/matome1000/index.html

又、平和記念公園に千羽鶴を捧げる場合は、いくつかの注意事項があるようです。
広島市/折り鶴に関すること http://bit.ly/cMt8wu
・長さは1m50cm以内
・「束の幅」は25cm以内

これを踏まえて、わたし達も糸繋ぎ作業をやっています。
その中で、気づいたこと、お願いしたいことなど。

・折り鶴を繋ぐ糸は必ず2本取りで。

・長さは1m~1m20cmくらい(あまり長いと切れたり絡みやすくなります)。

・上記の参考サイトでは1mの糸に50羽となっていますが、
これは「千羽鶴用」の折り紙で折った場合のようです。
折り鶴の大きさや折り方によってだいぶ違ってきます。
普通の折り紙で折ったものですと、25羽~30羽ほどになるようです。

・糸の上部は最低15cmは残しておく(この部分が短いと束ねるのが難しくなります)

・千羽鶴として束ねる場合は、吊り下げ部分にカーテンリングを使うと便利です。
(千羽鶴ではなく、糸につないだものを何本か送って頂く場合は、吊り下げ用リング
などは不要です。その場合は束ねる時のために上部15cm~20cmほど糸を残して
おいてください)

・送って頂くときに、お名前やメッセージなどを短冊に書いて同梱してくだされば、
それも一緒に束ねます。
(今まで送って下さった方のお名前もすべて控えてありますので、ご安心を。
もちろんINORIツイートしてくださった方々のIDネームも!)

その他、分からないことなどありましたら、
ツイートで、あるいはこのコメント欄にてお訊ねください。
どうぞよろしくお願いします。

追記(7月23日)
7月23日現在、折り鶴は千羽ごとの「束ね作業」に入っています。
ですので、これから送っていただく折り鶴は、できれば糸でつないでおいて頂きたいのです。
また、梱包配送の関係で、遅くとも7月27日までに到着するように送って頂ければと思います。
勝手なお願いで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。
「折り鶴に関するお願い」を新たにアップいたしましたので、
こちらもご一読頂けると幸いです。
http://ow.ly/2fYfT

なお、INORIサイトでのツイートによる折り鶴はまだ受付けております。
(通常のツイートにハッシュタグ #ORIZURU をつけるだけでもOKです。
その場合は、タグの前後に必ず半角スペースを入れてください)
平和への祈りをツイートして下さった方のIDネームを千羽鶴につけて広島へ届けます!
皆さまの身近な平和への思いを、ヒトコトでも結構ですので、ツイートしてみてください。
どうぞよろしくお願いします。
INORI公式サイト http://bit.ly/bAiqve